理事長所信

地域から愛されるシビックプライド
次代を担うリーダー
世界の中の日本を意識した青少年育成
地域との密接な繋がりを構築する広報
強い組織へ
メンバー全員が自分事と捉えた全員拡大

〜 はじめに 〜

 この度、(一社)刈谷青年会議所第58代理事長に就任するにあたり、57年という歴史と伝統を築き上げてこられた先輩諸兄に改めて敬意を表すると共に、その重責に身の引き締まる思いです。1961年の設立以来、先輩諸兄の皆様が熱い想いをもって、その時代背景に沿った活動を「明るい豊かな社会の実現」のためにご尽力いただいたおかげで、私たちが今こうして活動が継続できていることに感謝し、伝統を次代へ引き継ぐと共に、青年らしくJAYCEEプライドをもって積極的に挑戦していく所存でございます。
 私たちは今、先行き不透明の混沌とした時代を生きていると思っている人は少なくはないと思います。戦後の日本は焼け野原から歩みをはじめ、目指すべきビジョンは復興と平和、国民の生活を豊かにする経済成長と明確でありました。それから半世紀以上経った現在、先人たちは様々な国難を乗り越え、世界有数の経済大国と言われるまでになりました。現在の日本はデフレ経済からの脱却、少子高齢化問題や世界情勢と問題を抱えています。しかし、いつの時代も問題がない時代はありませんでした。今を生きる私たちが未来を見据え、真摯に向き合い行動を起こすことが重要なのです。人が成長する一つの要素として、安易に成し遂げられる目標では成長は少ないと考えます。達成が困難な大きな目標を掲げ、「絶対にやりきる」という覚悟を決め、挑戦することで人は大きく成長できると確信しています。しかし、人、一人には限界があります。協力し、力を合わせることで無限の可能性が広がります。メンバー一人ひとりの自己成長と(一社)刈谷青年会議所メンバー全員が一致団結し、JAYCEEプライドをもって活動し「明るい豊かな社会の実現」に向け、歩んで参りましょう。

〜 地域から愛されるシビックプライド 〜

 私たちが住まう刈谷市は、国内有数の自動車産業のまちとして栄え、潤沢な資金を持つ市政の政策や公共交通機関の充実等、とても住みやすいまちであると考えます。人に頼らずとも何不自由なく生活ができてしまうため、郷土愛や地縁型コミュニティが希薄化してきているのも現状です。
 「協創~アクティブシチズンによる活力溢れるまちを目指して~」をテーマに、継続事業として開催されてきた30歳の成人式も本年で4回目の開催となります。市民の皆さんが刈谷のまちを誇りに思える様な事業を(一社)刈谷青年会議所メンバーと30歳になる市民の方々と共に構築し、発信することで、新たな刈谷のシビックプライドを協創します。まちのために行動を起こし、市民や地域企業を巻きこむことで、新たなコミュニティが生まれ、結果としてアクティブシチズンを一人でも増やすことが私たちの使命だと確信しています。まちのため、市民のために新しい取り組みに挑戦しましょう。

〜 次代を担うリーダー 〜

 私たち青年会議所メンバーの多くは、企業の経営者、経営陣として活躍するリーダーであります。しかし、リーダーとしては未だ道半ばであり、完璧な資質やリーダーシップが身についてるわけではありません。青年会議所の役割として、メンバーの自己成長や資質の向上に努めることは地域社会にとっても重要なことです。地域の未来を考え、行動する地域社会のリーダーとして活躍するためには、まず、私たち自身がリーダーとして大きく成長し、経営する企業が潤い、人生が豊かであることが前提であると思います。
 リーダーとして「どれだけ強く想いをもてるか」が重要なことの一つとして考えます。すべての物事には、一つの想い、思考、発想から始まります。想いを強くもち、成功するまでのイメージを描き、どんな困難にぶつかっても諦めることなく、先頭に立って走り続けることが真のリーダーだと確信しています。多くの成功者は「成功するまでやるから成功なんだ」と言われています。「最後まで希望を捨てちゃいかん。諦めたらそこで試合終了だよ」という名言もあります。リーダーとして想いを強くもち、成功するまで諦めず先頭に立って走り続けましょう。

〜 世界の中の日本を意識した青少年育成 〜

 昨今、インターネットやSNSの発達によって、得られる情報が増え、子供たちの興味が世界に向けて高まっているのが現状です。今後、子供たちが生きていく時代は、間違いなくグローバルスタンダードに対応していかなければなりません。しかし、世界中には安全な飲み水が確保できず伝染病の危険にさらされたり、食糧不足による飢餓や、極度の貧困が原因で治療可能な疾病であっても病院にも行けず、小学校にも通えない等、多くの問題を抱えている子供達が世界にはたくさんいるのが現状です。今、日本では当たり前にある現状すら、世界では当たり前ではありません。急速に進むグローバルスタンダードに対応していくことも大切ですが、そうした現状を知り、感受性豊かな時期に、今後の人生について考える機会が必要です。世界を知り、日本を知る。そして、日々の生活の一つひとつに感謝し、生きていくことこそが、次代を担う子供達に必要であると確信しています。また、子供の成長には大人と同じように必ず負荷が必要です。高い壁を乗り越えた時にこそ、感動が生まれ、達成感を得られます。子供達と一緒に世界の現状と、日本を学び成長しましょう。

〜 地域との密接な繋がりを構築する広報 〜

 私たちの活動は1961年の設立以来、57年という歴史と伝統を、先輩諸兄の皆様のご尽力により継続されてきました。過去の事業を振り返ると、刈谷のまちを少しでも良くしたいという想いと、情熱が伝わる本当に素晴らしい活動をされていました。この活動を一人でも多くの市民の皆様に伝え、知っていただくことで運動の効果は何倍にも広がると考えます。また、メンバーに向けての発信も、運動の目的を理解し、共有した上で積極的に参画することにより、多くの効果が生まれます。昨今、SNSやインターネットの普及により、広報の手段は多種多様になりました。発信するだけの一方的な広報ではなく、より市民の皆様との繋がりを深め、(一社)刈谷青年会議所やメンバーを身近に感じていただくネットワークを構築します。市民意識変革運動を推進するには、市民の皆様との絆を強固にし、地域からの認知度を高めることで、私たちが目指す「明るい豊かな社会の実現」に繋がると確信しています。市民との新しい繋がりを構築しましょう。

〜 強い組織へ 〜

 青年会議所の会員の義務に、例会と総会の出席義務があります。会員の会費により開催される例会こそがJCの本質であり、参加する立場、設営する立場の両方を経験できるのも、大きな気づきや学びの機会になります。義務だからこそ出席する価値を生み出さなければ会員益にはなりません。お互いが相手の立場になり、感謝の心をもって全員参加できる機会にする必要があります。また、ご家族には日頃の感謝を伝えるのはもちろんですが、私たちの活動を深く理解し応援していただけるよう、青年会議所だからこそ体験できる、参加された皆様が心の底から「ありがとう!」をいただける事業を開催します。そして、(一社)刈谷青年会議所の次代を担う新入会員を迎えるにあたり、共に活動する同志として、青年会議所の魅力や活動の意義を理解し、次年度以降、即戦力として活躍できるよう、アカデミー事業を開催します。再来年に迎える創立60周年に向けて強い組織を目指しましょう。

〜 メンバー全員が自分事と捉えた全員拡大 〜

 会員拡大は青年会議所活動の根幹であり、設立以来続く継続事業です。先輩諸兄の皆様方が拡大活動にご尽力いただいたおかげで、今こうして私たちの活動が継続できています。私たちは未来の後輩のため、未来の刈谷青年会議所のためにも拡大活動を成功に導いていかなければなりません。明るい豊かな社会の実現を目指す上で、一人でも多くの同志を導いていくのは、一番の近道だと確信しています。拡大活動の手法は様々ありますが、どんな手法を選択するよりも大切なのは、熱意です。「必ず入会に導く」という強い想いが無ければ、人の心を動かすことはできません。そして、自分自身がJCの魅力を感じなければ人に勧めることはできません。各々感じている魅力を伝え、一人でも多くの同志を入会に導きましょう。本年、拡大委員会は組織にはありません。「一人ひとりが拡大委員長」という気概をもって全員拡大を成功させましょう。

最後に

 青年会議所の価値は、他団体には無い、今も昔も変わらない不変の価値があります。「無意味だ」と感じることにこそ、しっかりと目を向け、未来を創造し、意義を見いだし、取り組むのが青年会議所の活動ではないでしょうか。苦手、嫌悪感、未経験こそ自己成長が見込めます。自分自身が精一杯やることで、成功の保証はありませんが、必ず成長に繋がります。そして私たちには同じ志をもった仲間がいます。関わる全ての方々がワクワクするような活動を通し、強く大きく成長しましょう。私たちの成長こそが「明るい豊かな社会の実現」に必ず繋がると確信しています。一年間、どうぞよろしくお願いいたします。